坐骨神経痛・外側大腿皮神経痛・大腿神経痛の症状
次に外側大腿皮神経は腰椎のL2・L3神経が束になり、一旦外側に進み、場合によっては腰方形筋の中を貫いてから下降。腸骨筋から鼠径靭帯の下をくぐって中小殿筋の前部線維を通り、大腿前外側の知覚を支配します。鼠径靭帯から遠位は浅層を走行するので、タイトなズボンを着用して圧迫を受ける事があります。
最後の大腿神経はL2~L4神経が束になり、斜め下に降ります。腸骨筋を通り、大腿前面を走行。最後は膝の上内方で伏在神経と名前を変え下腿内側を走行します。
各神経の領域に痛みや重だるさ、痺れ、脱力感、つっぱり等、様々な症状が見られます。従って、大腿神経痛は太ももの前。坐骨神経痛は太ももの後ろやふくらはぎ、足首から下。外側大腿皮神経痛は太ももの外側や前外側となりますが、人によって神経の走行は違いふくらはぎやふくらはぎの外側、足首より下に症状が出る事があり、症状部位に合わせ刺鍼部位も変えます。