腰痛の原因
しかしここ最近は筋筋膜性腰痛の認知が広まりつつあり、病院でもそのように診断されたという患者さんも増えてきています。次になぜ腰の筋肉が緊張するのでしょうか。主に三つあります。
運動不足(デスクワーク等、長時間同じ姿勢の維持)
体の酷使(肉体労働やスポーツ)
外傷
運動不足
筋肉は体を動かさなくとも使われています。立ちっぱなしでも座りっぱなしでも同じですが、その時の姿勢を支持するのに筋肉が収縮します。
しかも同じ姿勢だと決まった特定の筋肉に負担がかかります。まだ動きがあると筋肉が収縮と弛緩を繰り返して、血管へのポンプ作用が働きで血流を促します。しかし動かないとそのような作用がありません。そして姿勢を維持する為に、筋肉が緊張し血管が常時圧迫されて血流が悪くなり筋肉が緊張します。
体の酷使
筋肉は普段通りの運動量しかこなせません。よって普段より大きな負荷がかかると筋肉が緊張したり、痙攣します。
負荷をかけた後は、筋肉痛が無くなってから活動を再開するのが理想です。でないとこれは腰に限った話ではないのですが、血管の数が少ない腱の様な筋肉に置き換わります。(線維化)血管の数が少ないと、その分血流量が少ない筋肉となります。よって必然的に筋肉が緊張し易く腰痛に繋がります。
外傷
転倒等で衝撃を受けると中に伝わらないように筋肉が固く緊張します。また同時に中の軟部組織が損傷します。特に毛細血管が破れて内出血し、場合よっては吸収されずに瘀血となり快復の妨げになる場合があります。
あと、うちの奥さんもそうでしたが、妊娠中に腰痛になる事があります。坐骨神経痛のページでも説明している通り、鍼によって堕胎する可能性がある為、妊婦さんはお断りさせて頂いてます。ご了承下さい。尚、産後でしたら大丈夫ですのでお困りの場合はご相談下さい。