うつの原因とは
うつの原因とされているのはやはりストレスだと言われています。
それではなぜストレスを感じるとうつを発症するのでしょうか。
有力な説としてストレスを感じると副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌されます。コルチゾールを作るにはタンパク質を分解した形であるアミノ酸、ビタミンB群、ミネラルが必要です。その結果、これらの栄養素が不足して脳内で神経細胞同士の間の情報伝達を担う神経伝達物質の合成が滞るとされています。その中でも主にセロトニン(心を落ち着かせる働き)、ノルアドレナリン(やる気を作る働き)ドーパミン(喜びを感じさせる働き)が失調しているということです。これにより、抑うつ気分になります。実際、それらを補う作用のある抗うつ薬もあります。
加えて栄養不足になってしまうと、エネルギー代謝がうまく行かず、体の全活動の元となるエネルギーが枯渇し体も頭も心も機能し辛くなるとされています。またストレスを感じると、どうしても筋肉が硬く緊張します。筋肉を緩めるのにもエネルギーが必要なのです。体幹部、特に上位の筋肉は影響を受けやすく、首や肩や背中のコリや痛み、頭痛の元となります。