こんにちは!
北京堂鍼灸京都の鍼灸師 岡田 晃明です

北京堂鍼灸京都 鍼灸師 岡田 晃明

鍼灸師 岡田 晃明(おかだ てるあき)
資格免許 国家資格はり師(第140929号)きゅう師(第140731号)
略歴 1978年生まれ。滋賀県出身。2008年にはり師、きゅう師免許を取得。明治東洋医学院専門学校付属治療所の研修生となる。2010年に中医翻訳家でもある北京堂鍼灸 淺野周先生に師事。2011年京都・桂に北京堂鍼灸京都を開業。

施術について

筋肉の凝り固まった部位と程度を把握し
感受性に合わせて刺鍼します

北京堂鍼灸京都 鍼灸師 岡田 晃明
凝り固まっている部位の深さはケースバイケースですので、正確に把握し鍼尖が達するよう鍼をうちわけます。浅深問わず自由自在に刺針ができるのが北京堂の一番の強みです。
筋肉は何層にも重なっていますが、特に深層筋は緊張しやすいのです。それはなぜでしょうか。浅層筋の筋肉は1気圧しかかっていませんが、それに対し深層筋は外気の1気圧に加え、上にのっている浅い層の筋肉からの圧迫をも受けるからです。更なる圧迫を受けた筋肉は中に通っている血管や神経を圧迫して疲労に拍車をかけます。そして筋肉の働きという面からみると深層筋はパワフルな運動や大きな動きも司りますが、姿勢を維持する役目も果たしています。
よって日常生活で長時間に渡って負担がかかり易いのです。そんな負担がかかり易い深層筋の緊張をしっかり緩める事が重要なのです。
使う鍼は和鍼(日本の鍼)も中国鍼も用います。これらの違いはまず太さが違うということで、和鍼は細くて(~0.3mm)中国鍼(0.3mm~)は太いです。また長さも様々で、体格や感受性を考慮し20種類以上の鍼を揃えています。刺鍼本数は10~100本程で、刺したままにして40分置きます。尚、HPやインスタグラムで公開している施術写真は本数が多い物がほとんどですが、初回はそこまでうつことはありません。
また深層筋に刺鍼することが非常に多いので骨にあてたり、添わせるようにうちます。刺激の強さですが、筋肉の緊張が強かったり、骨に添わせるようにうつとズンという響く感覚が強い。しかし筋緊張が酷い場合は感覚神経が麻痺しあまり感じません。刺鍼していて手応えがあるのに、受けている方が感じないのはこのパターンです。
北京堂鍼灸京都 鍼灸師 岡田 晃明
北京堂鍼灸京都 鍼灸師 岡田 晃明
感受性を考慮しズンと患部に中っている感覚が適度(受け入れられる範囲内)にあるのが良い刺激量です。刺激が強いと改善は早いですが、受けている方は辛いので、いくら改善が見られても鍼自体が嫌になってしまいます。刺激量の調節は十分注意を払う必要があり、刺激が許容範囲内か随時確認しながら刺鍼し、無理にうつ事は無いのでご安心下さい。反対にうっている感覚があまり無いと改善され辛いケースが多いです。
また、刺鍼して鍼が刺さったままにしておく事を置鍼といいます。留鍼とも言いますがここでは置鍼にします。当院は置鍼時間が前述の通り40分と比較的長いです。これは鍼を刺してコリに鍼が当たると、一旦収縮します。その時にズンと当たっている感覚があります。それをしばらくほっておくと緩むのです。ですので、完全に弛緩しきるまでは刺しっぱなしでいるのが理想です。しかし現実的には同じ体勢でじっとしているのは辛いので、40分を標準としています。
北京堂鍼灸京都 鍼灸師 岡田 晃明