京都,京都市,桂,西院,西京極,上桂,洛西口,鍼灸院,頭痛,腰痛,坐骨神経痛,肩こり,ぎっくり腰,腱鞘炎,頚椎症,寝違い,ムチウチ症,顎関節症,五十肩,自律神経失調症,うつ病,円形脱毛症,胃下垂,口コミ,北陸,勉強会             

鍼(はり)と灸(きゅう)を総称して鍼灸(しんきゅう)といいます。
まず、鍼の方は身体に針を刺したり当てたりして治療する術のことで、この場合は針でなく鍼という字を用います。
次に灸の方はヨモギの葉を精製した艾(もぐさ)というものやそれに代わるものを身体に直接(直接灸)または間接的(間接灸)に置き治療する術のことです。ちなみにせんねん灸は間接灸に分類されます。
マッサージは手で直接身体に対して揉んだり押したりします。マッサージ、按摩、指圧、は各々違いますが、ここでは省略します。

鍼灸師を養成する教育機関には、文部科学大臣の認定した学校または厚生労働大臣の認定した養成施設(大学、短期大学、専門学校、盲学校理療科など)があり、修業年限は3年以上とされています。履修科目は基礎医学(解剖学・生理学・病理学・衛生学・リハビリテーション理論・関係法規など)専門学(はり・きゅう理論、実技・経絡経穴概論・東洋医学概論など)東西医学理論を学びます。それらの学校を卒業すると国家試験の受験資格が得られ、合格すると免許を取得することができます。

北京堂の鍼は痛いですが、一般的に針が痛いというと注射だったり縫い針を誤って刺してしまった時を思いうかべます。しかし鍼灸の鍼はこのようなチクっとした刺痛はほとんどしません。注射針と当院で使ってる鍼の太さを比較してみますと、注射針は0.4mm~1.20mmとなってます。

一方、当院の鍼というのは0.2~0.4mmの太さを用いますが0.4mmの鍼を使うのは重症の人だけになりあまり使いません。主に0.20~0.36mmが中心になります。注射針の一番細いもので当院で一番太い鍼となりますからかなり太さが違います。

更に鍼を刺すときに鍼管と言われるストローのような筒を用います。この鍼管は日本独特のもので刺入時の痛み(切皮痛)を和らげますのでほとんどチクっとしません。最近では中国でも使用されているようですね。

切皮痛がしたときの鍼は効果が悪いので万が一あった場合は仰ってください。

切皮痛はほとんどないのですが、得気というのがあります。これはチクっではなく、だるい(酸)、しびれる(麻)、腫れぼったい(腫)、重く押さえれた(押)ような感覚があります。マッサージでツボを押されてズーンと感じるときがありますがそれに近いですね。

鍼灸の聖書といわれる『霊枢・九鍼十二原』には「気至而有効」(病巣部に気が至って効果がある)と記されています。例えば、鍼をうたれた時にいつも気になる場所にズーンとした感覚があります。その感覚が得られると良い治療だと言えます。ちゃんと鍼が悪いところに当たっている証拠です。また『霊枢・小鍼解』には「鍼以得気、密意守気、勿失也」(鍼治療では気が得られることが必要であり、得た気を守って失わないようにしなければならない)と記されています。このように得気は治療効果に関係する大切なものです。

特に何もいりませんが、老眼の方は問診票を書いていただくのに老眼鏡を持ってきて下さい。鍼をする部位はめくっていただいたら大丈夫です。大体、腰痛の場合は腰に鍼をうつので少しウエストを下におろしてからうちます。肩こりの場合なら、頚や背中にうつので、女性の方は治療着をご用意しています。
 

キープ鍼制をとっています。キープ鍼制とはまず初診時に新しい鍼をおろします。そして治療が終わるとネームプレートを入れて、オートクレーブで高圧滅菌処理します。この処理によりあらゆる細菌とウイルスは死滅しますので肝炎やエイズ等の感染症のリスクはありません。滅菌処理が終わった鍼は名前のついた試験管に入れて保管しておきます。これにより○○さんは○○さん専用の鍼、××さんは××さん専用の鍼を用いることで使い回しを防いでいます。
また使い捨てをご希望の方は予約の際にその旨をお伝え下さい。できる限り対応させて頂きます。またその際はその都度、治療代に加えて鍼代として1000円頂戴します。
 
 

はい、大丈夫です。

 

大丈夫です。湯冷めしないように気をつけて下さい。鍼治療の後は筋肉痛のようなダルさを感じますが、茶やコーヒーではなく、水を飲んでゆっくり風呂に浸かるとそのダルさも早く解消されます。また鍼治療とは関係なく普段の養生法としても入浴はオススメです。ゆっくりと湯船につかることにより血管が拡張して血行が促進されます。夏でもぬるま湯で浸かっていると疲れの取れ方が違いますよ
 

治療代金は3500円です。それに加えて初回は鍼代として1000円頂戴します。胃下垂治療は7000円、往診治療は5000円+交通費となっています。学生は学生証持参で上記から500円引きです。

初回で90~120分、二回目以降で60~90分、胃下垂治療であれば2~3時間です

急性なら1回、慢性なら遅くとも3~6回の治療で効果が現れます。完治するのは 急性なら1~3回、慢性なら6~10回位かかります。重症の場合は10回以上かかることもあります。
ですから慢性の方は1回やって効果がなくても3回位は受けられることをおすすめします。
というのは私も患者さんの立場ならできるだけ早く治して欲しいので、早く卒業できるように治療します。それが大前提です。しかし昨日、今日から発症したものと何年何ヶ月も患っているものではやはり症状が改善したり治るまでに要する時間が違います。急性より慢性の方が重度です。重度なら鍼の本数をある程度増やしてやらないと改善し辛い傾向があります。しかしそのように1回目から本数を増やして鍼をうつと受け手側はキツいのです。というのは筋肉の緊張が強ければ、それだけズンという響きが強いから。そうするといくら効果があっても、キツいことされると感じて足が遠退きます。何でも1回で完治すればいいのですが、そういうわけにも行かず足が遠退くと治るものも治らないでしょう。

だからあくまでも症状を治すという目的の為に最初は軽目に治療するわけです。筋肉がほぐれていくとしっかりと治療してもそんなにキツくはないし、他に悪い所があれば部位も増やせます。
よって上記の治療回数を試してから治療を続けるかどうかの結論を出されても遅くないと思います

基本的に最初はおおよそ3日空けて1週間以内に治療します。ポイントは治療後、刺鍼した部位が筋肉痛のようになりますが、このだるい感覚があるうちはまだ治療中だと考えて下さい。そのだるい感覚が無くなったら、治療は完了したということになり、次の治療ができます。
このだるさが消失するのが大体長い場合で3日位かかるのです。そのために3日空けて下さいとお伝えしています。しかしできるだけ早く治したい場合は、だるさがとれ次第来ていただいたら結構です。
そして1週間以内の理由ですが、鍼の効果がおそらく1週間位は残っているかと思います。症状を治す場合は鍼の効果が残っているうちに次の治療をします。治療間隔が空きすぎると、症状が戻ってしまい、また最初からということになります。その場の疲れをとるような、メンテナンスでしたらそれでも良いですが、治す場合は鍼の効果が残っているうちに来て下さい。大体3日空けて一週間以内、つまり週に1~2回という間隔が効率もよく経済的にも無駄がないです。

当院は京都市西京区桂野里町32-12にあります。最寄り駅は阪急電車の桂駅から徒歩2分です。車やバイクでお越しの際も桂駅を目指してこられるのがよいと思います。バイクや自転車は玄関前に置いて下さい。
また車の場合は軽自動車でしたら院のガレージに置いて下さい。普通車ですと徒歩30秒の所に一番近いコインパーキングがあります。詳しくはアクセスを御覧下さい。

葛飾、神戸、沼袋、百合ケ丘、生麦、仙川、松江、大阪、名古屋で開業しています。

まずは治療前からですが、空腹、満腹や寝不足の状態は避けて下さい。
治療後に関して、当日は飲酒、運動や治療部位に負担をかけること、例えば首・肩であれば手元をみたり、うつ伏せで本を読む体勢をとる。腰であれば中腰や重い物の上げ下げをしたり、長時間歩き回るのは避けて下さい。治療効果が相殺されたり場合によっては悪化してしまいます。
鍼をした後はしばらく横にでもなって休憩し、その日はコーヒーや茶ではなく水を飲んで、ぬるいお湯でも結構なので風呂にゆっくり浸かってください。湯冷めには気をつけましょう。そしていつもより早目に寝ると効果を最大限に活かせます。
 
またこれは長患いの方や重症の場合に起こりがちなのですが、鍼した後に余計に痛む事があります。結論から言えばそんなときはもう一度鍼をうてば治りますのでご連絡下さい。
 
これはどういう事かというと筋肉が緊張してかなり神経が圧迫された状態だったのです。
我々は神経が少し圧迫されると重ダルさ、強めに圧迫されると痛みや痺れを感じます。更に圧迫が強くなると痛みを感じなくなります。重症や長患いだとこの感じないまたは感じにくい段階の事が往々にしてあるのです。治癒していく流れは上記の逆、つまり感じなかったものが痛みそれがましになり最後は完治となります。
 
つまり悪化したような痛みは一時的なものですから安心して下さい。むしろ鍼をして何も変化が無い方が良くない。そんな場合は治療方法を変えてやる必要があります。

そう思っている人が多いでしょうが、実は中国が発祥の地です。
紀元後に中国から朝鮮や日本、インドへと伝わり、そして大航海時代にヨーロッパに広まりました。新大陸に伝わったのは第二次大戦後で、占領軍が鍼灸治療を残酷な迷信だとして禁止しようとし、その無効性を証明するために研究した結果、皮肉にも有効性が証明されてアメリカに広まりました。現在ではWHO(世界保健機構)が二百五十の疾患に有効であると認定し、国際教育機関を鍼灸の発祥地である中国に設置し、公用語を中国語、補助言語を英語と定めて、国際免許を発行するようになりました。
現在ではアメリカやアフリカを問わず、多くの人々が国際免許を求めて中国にやってきます。

灸は、漢代の古墳から白絹に書かれた灸経が発見されたのが、最も古い文献です。日本には唐の時代、大化の改新の頃に入ってきました。鍼灸を発見したのは古代中国人です。古代の洞窟から砭石(へんせき)といって、患部を温めたり排膿に使われた石器が出土しています。この石で痛む部分を温め、充血した所から血を絞り出すと痛みが軽くなることが発見され、それが鍼灸となりました。昔から不治の病を「薬石効無し」と言いましたが、薬とは漢方薬、石とは鍼石のことでした。

頭痛、肩こり、腰痛、膝の痛み、五十肩、坐骨神経痛、寝違い、捻挫、ギックリ腰、顎関節症、目の奥の痛みなど、痛みの治療には、ほとんど有効です。また中国では中風(日本では脳卒中とか中気と呼ばれています)やテンカン、脳障害、小児マヒなど、脳の疾患に多く利用されていますが、発病して間もなくか幼児のうちに治療します。脳が死んでしまうと回復しにくくなるから早目に治療します。灸は喘息や急性黄疸性肝炎、リウマチなどの感染症や全身疾患に使われます。
ただ婦人科疾患が得意だとか、皮膚科疾患が得意だとか、眼科が得意だとか、それぞれの得意分野があります。女性の鍼灸師は婦人科や小児科を得意としていることが多いです。痛みの治療が得意なら捻挫やぎっくり腰は一発です。

かつて、鍼麻酔はニクソン訪中でニュースになり、催眠術か我慢しているだけなのかと話題になりました。のちに麻酔効果が脳生理学で証明されたので、現在では麻酔効果を否定する人はいません。それは鍼の効果の一部です。中国では脳卒中で鍼をしますが、鍼をした翌日にCTやMRIで見れば脳内出血が消えています。これは麻酔効果なのでしょうか?それも麻酔効果なのでしょうか?鍼灸で血液成分が変化することは、戦後すぐに証明され、進駐軍は鍼灸効果を認めて禁止されずにすんだのです。たしかに鍼灸には、様々な作用があり、本家の中国でも効果の全てを解明できていないことは事実ですが、徐々に判ってきています。

麻酔効果は末期癌に使います。しかし日本で末期がんの痛みを抑えるために鍼麻酔を使うなどということは、まず無いと思います。鍼は神経痛に使われているほうが多いと思いますが、その治療には一時的な鍼麻酔は使いません。もっとも鍼麻酔は、鍼に電気を通じさせたり、鍼を動かし続けていれば、自然に麻酔がかかります。簡単ですから特殊な技術ではありません。
 では痛みが消えるメカニズムが、麻酔でないとすると何でしょうか?神経は侵害刺激を受けると痛みますが、神経痛では圧迫が痛みの原因となっていることが多いのです。筋肉がこむら返りなどで痙攣しますと、神経が異常に圧迫されて痛むのです。また筋肉が痙攣しますと、筋肉は骨に付着していますので、背骨などでは上下の骨が筋肉に引っ張られるため、筋肉が痙攣すると血管が締め付けられて循環できなくなり、酸素が十分に供給されないので発痛(はっつう)物質(ぶっしつ)ができて痛みます。こうした二重、三重の痛みが襲ってくるのが神経痛です。鍼には筋肉を弛緩させる作用と、血を循環させる作用があるので、筋肉の痙攣や委縮を解きほぐして、神経に対する椎間孔(ついかんこう)や筋肉の圧迫を無くし、血管の圧迫も緩めて血を循環させます。発痛物質が運び去られたり酸素が供給され、神経は圧迫と発痛物質から解放されるので痛まなくなります。鍼灸の専門用語では、筋肉の弛緩作用を舒筋(じょきん)、血液循環の回復を活(かっ)血(けつ)と呼びます。

本来は同じようなものだったと思いますが、かなり現在では違ってます。それは文化大革命の洗礼を受けたためです。毛沢東は、秦の始皇帝のように過去の先例や文化を否定しました。そして過去の技術も否定されたのです。だから毛沢東語録の精神に基づいて、新しい方法が開発されました。例えば彭静山は、文化大革命で医学の権威として批判され、若者に殴られて耳が聞こえなくなり、現在では眼鍼療法の創始者となっています。また焦順発は、若くして病院に送られたため脳卒中患者の治療法が判らず、しかたなく脳解剖に基づいて頭皮へ刺鍼しましたが、それが画期的な効果を収めたため焦氏の頭鍼が完成しました。とにかく新しい方法を考えついてさっさと患者を治し、毛思想に基づいて新しい鍼灸療法を開発することが使命となりました。データを偽造して効果があるように見せかけたものもありましたが、以前には考えられなかったほどの効果がある鍼治療技術も誕生しました。また大都市で医者をしていたものは設備のない農村に行かされましたが、そこには鍼や漢方薬しか治療の設備がなかったのです。しかし患者を治して「毛沢東、バンザイ」と言わせ、労働に復帰させなければなりません。鍼や雑草ぐらいの医療を使って、早く職場復帰させなければなりませんから、治療法だけでなく様々な種類の鍼が誕生します。

 日本では、進駐軍に鍼は残酷な迷信ではないことを証明するため、痛みの少ない鍼を開発しなければなりませんでした。細い鍼が使われるのも、鍼の痛みを少なくするためです。しかし鍼が迷信でないことを証明したのは、皮肉にも鍼灸を否定して進駐軍から研究費を出してもらうはずだった京大の先生でした。それからは大学で鍼灸の研究が進み、鍼灸界では「いかにして痛くない鍼をするか」がメインテーマとなり、その結果として日本では皮内鍼が完成しました。ですから日中の国交が回復した文革末期に、蓋を開けてみると中国には鍼麻酔があったものの、鍼の生理的作用の研究については日本の方が遥かに進んでいました。

はい。過去の日本の鍼灸学校では痛い鍼をするのは技術が悪いからだと言われていました。現在のように中国鍼灸が有名ではなかったのです。

中国では鍼を刺入したときに「ズシン」とした得気が必要です。実際のところ日本も中国も基本は同じです。日本では「チクッ」とする鍼は下手とされていますが、中国では未熟とされています。そして「ズッシーン」を日本は鍼感と呼び、中国では得気と呼んで、効果のポイントとされているのは同じです。日本は「ズシン」で終わりですが、本家の中国では行気といって、鍼感を病巣部に伝わらせたり、熱感や冷感を発生させたりします。それを昔は焼山火とか透天涼など、たいそうな名前が付けられて、名人芸とされていましたが、現在はメカニズムが解明されてしまったので、誰でもできる当たり前の技術になり下がってしまいました。

そうした技術も得気が無くてはできません。それで中国では得気が日本以上に重視されて切皮痛が軽視されることになりました。鍼も日本では握りが小さくて操作がしにくく、中国では握りが長くて滑りにくいことが、それを物語っています。まあ得気がない鍼もよろしいですが、まず鍼には即効性が求められるでしょう。

当院では逆子の灸治療を除き、お断りさせていただいています。ご了承ください。

はい、問題ありません。

これは鍼治療をしたら症状が治まったり、軽くなったりするのだけどしばらくしたらまた症状がぶり返し、いつまでたっても治療が卒業できないということでしょうか。
鍼で痛みを抑える方法の一つとして、鍼麻酔という手段があります。合谷や足三里に鍼を刺して低頻度(1~3hz)で通電してやれば、脳内でβーエンドルフィンというモルヒネの様な物質が分泌され痛みを抑えることが知られています。しかし、分泌がいつまでも続くわけではありません。
これは根本的な治療ではなく、鎮痛の効果ですから分泌が終われば痛みも復活することが多々あります。少し長くなりましたが、この場合ですと鍼がクセになるといったことがありますね。
原因によっては根本治療ができない場合があり、そういった場合は鍼麻酔も意義があると思いますが、筋肉の緊張が原因なら鍼麻酔を使わなくてもよく完治が可能です。

鍼を刺すと受け手はダルかったり、ズシンと重い感じがしたり、症状が再現するような感覚があります。これらを総称してひびきといいます。
それではこのひびきの感覚は何故おこるのでしょうか。
健康な筋肉はそうでは無いのですが、鍼を刺して鍼先が緊張した筋肉(病巣部)にあたると、さらに緊張して、筋肉は収縮しっぱなしになります。その筋肉の中にも神経が通っており筋が収縮した際に圧迫を受けるのでひびく感覚があります。その為に、症状が和らいでくると鍼を刺してもひびきが弱くなります。
病巣部に刺した時というのは緊張している筋肉に更に緊張を強いる事になるので、普段の症状と似た感覚があります。ただすぐに抜いては筋肉を緊張させるだけです。治療目的は反対に緊張を緩める事ですから、そのために鍼を刺したまま40分置きます。

鍼が抜けなくなったことを滞鍼(たいしん)、または渋り鍼といいます。滞鍼の原因は筋肉が緊張して鍼を締め付けが強いためです。また、あまり無いとは思いますが鍼を刺す時と刺した後と患者さんが姿勢を変えたら筋肉が収縮してそれも締め付けの原因となります。
当院で抜けなかった事は無いのですが、もし抜けなかったら筋肉がちゃんと緩むまで置いてから鍼を抜きます。また筋肉の弛緩を促進させるために周囲に鍼をうつ(迎え鍼)という方法もあります。もちろん、刺鍼前と刺鍼後の体位が変わっていれば、刺鍼前の体位に戻してから抜くようにします。
次に鍼が折れる事を折鍼といいますが、ステンレスの鍼を使っているので腐食がなく丈夫なので、余程の事でないと折鍼がありません。細い鍼でも意図的に手で何度も曲げ伸ばしをしないと折れないのです。
心配であれば、お渡ししますので鍼を折ろうとチャンレンジして下さい。かなり丈夫ですよ。
ただ、万が一ということもあり、使った後の鍼で曲がっている鍼(弯鍼)はないかチェックしてあれば廃棄します。また鍼柄と鍼体の接合部は負担がかかりやすい場所なので、鍼の全ての部分を刺すのではなくて、鍼体を少し残すような形で刺します。

鍼を受けたら症状がぶり返すことがたまにあります。長患いであったり重症の場合が多いですね。治療をした所が痛む場合と、別の所が痛む場合がありますが、前者の場合から説明していきます。

筋肉が凝り固まって神経が圧迫されると軽ければ、重さやダルさ、を感じます。更にそれが進行すると痛みや痺れを感じます。つまり治療を受けようと思うような症状がでます。しかし、更に神経が圧迫されるとどうなるでしょうか。なんと感覚が麻痺します。痛みを感じなくなってしまうのです。正座も最初はピリピリしていますが、我慢して座っていると次第に痛みが無くなり、つねっても痛くないという経験はありませんか。それと一緒です。治っていく過程は症状が進行する逆の過程を辿りるので、麻痺していたのが痛みや痺れを感じるようになりそれが、軽快して治癒へと至ります。
つまり麻痺していた神経が目覚めたのですから、まず最初の段階を脱した好転反応だと考えて下さい。
一方、別の所が痛む場合ですが、悪い箇所が複数あると一番悪い所だけが、痛むということがよくあります。治療する順番としては訴えのある一番悪い所を治療します。そうすると患者さんから「先生、痛みが移った」と言われます。実際は痛みが移るということは無いです。症状のある所を治療してそこが治ったから、二番目に悪かった症状を感じるようになったのです。腰をやって気にならなくなったけど、今度は肩がだとか、五十肩でも右側は良くなったけど、左が気になり始めたというパターンですね。これも元の一番目の症状が強い場合によく起こります。
これらのうち治療した所が痛む方が、不安がられたりびっくりされます。鍼治療をした所が痛むのだから当然ですね。そういう時はすぐに来院していただければと思います。更に筋肉の緊張を緩めると痛みませんから。急には行けないという時は温めて下さい。稀にその箇所が熱をもったり、炎症が起こってないのに温めたら痛みが増すという時があるようなので、その時は冷やして、すぐに鍼治療を受けることをおすすめします。

意外に思われるかもしれませんが、刺鍼事故による神経障害はほとんどありません。一体なぜでしょうか。
それは鍼灸で用いる鍼の形や太さに理由があります。まず、太さですが用いている鍼は0.2~0.4㎜です。これは一般的な注射針の内径よりも細い位になります。次に鍼先の形です。注射針が竹槍の形をしているのに対して、鍼灸の鍼は松葉形といってつまようじの形をしています。注射針は先が刃物のようになっていますが鍼は刃物のようになっていません。この2つ理由で神経を切断することは無いです。注射針は刃ですから神経に当たれば刺さり、無理に動かせば切れるかと思います。鍼灸の鍼は先が神経に当たると神経がするっとよけて鍼は神経の横を通ります。電気の様にビリビリと感じます。これはちょうど、肘をぶつけた時と一緒です。後遺症は無いですが、神経に鍼を当てて治療効果があるわけではないので鍼先の方向を変えます。
中国の刺鍼事故の書物を見ても神経障害は穴位注射での事故が多いです。中国では鍼灸師は医師ですから注射もできます。水鍼ともいうのですが、ツボに注射薬を注射する治療法があります。この穴位注射において神経を損傷する事故があります。
やはり、注射針と鍼灸の鍼は神経に与える損傷の度合いが違います。鍼灸の鍼の場合でも神経をつついたり、鍼を神経の近くで回したりすると傷つける恐れがあるのでしないほうがいいでしょう。

動脈と静脈で変わってきます。静脈は血管壁に弾力性が無く鍼を刺すと少量の内出血します。注射では出血しますが、鍼は穴が小さいのですぐにふさがり内出血するのです。内出血すると青タンのようになるか、虫に刺されたようにその部位が少し膨れます。これらは1週間程で治まり、後遺症のようなものは残りません。もし気になるようでしたらその部分を温めて下さい。内出血が早期に吸収されます。
一方、動脈の血管壁は柔軟性があるので鍼が刺さりにくいのです。神経のようにスルっと血管がよけます。
しかし太い鍼で粗暴な手技をすると刺さって内出血する可能性も無きにしもあらずです。動脈を避けて、粗暴な手技にならないように鍼を刺入する必要があります

鍼灸の治療スタイルは様々ですが、北京堂鍼灸では鍼を刺して40分そのままの状態で置きます。これを置鍼もしくは留鍼といいます。そして40分が経過すると刺さっている鍼を抜いて終了です。更に場合によっては円皮鍼といって約1センチ角のテープに1~2ミリ程度の鍼がついた物を貼って帰ってもらうこともあります。調度、ピップエレキバンのような鍼です。しかし、円皮鍼も貼りっぱなしにしておくものではなく、長くても1週間弱で剥がしますからずっと体に鍼が入りっぱなしというのは無いです。
ではこの質問者さんはどうしてレントゲンで今でも映るのかと心配したのでしょうか。
以前は体の中に鍼をずっと入れっぱなしにするという治療法がありました。勿論、今では禁止されています。これは鍼を刺して体から出ている所をペンチで切ってから、鍼を刺した部位を動かして刺した鍼を体内に埋めるやり方です。これを埋没鍼といいます。これでしたらずっと体に残っているのでレントゲンに映ります。
しかし、先述の通りそのような治療は禁止されていますので体内に刺さったままということはありません。

鍼と灸では体に与える働きが違うため、適応する疾患が違ってくるのです。つまりこの病気には鍼が有効だが、灸では効果が期待できない。また別の疾患では逆に灸が有効だが、鍼では効果が期待できないというふうになります。つまり鍼と灸では土俵が違うわけですね。
鍼灸それぞれが体に与える効果の事は鍼灸はなぜ効果があるの?を参照するとわかりますが、端折って説明すると鍼は筋肉の緊張を和らげ血行を促進したり、筋緊張によって中を通っている神経の圧迫を解きます。灸は直接肌に据えて軽い火傷状態を作ることにより、免疫を活発にしたりまたは過剰な免疫反応を抑える働きがあります。
よって鍼の適応疾患は肩こりや頭痛、寝違い、五十肩や腰痛や神経痛、自律神経失調症やうつ、捻挫等多くの疾患をカバーしています。
一方、灸は喘息や円形脱毛症、関節リウマチ、ウイルス性肝炎等が適応疾患です。
 

これは調べても温める説と冷やす説、両方あるので皆さん混乱されているみたいですね。このことはおそらくぎっくり腰の鍼灸治療の欄で書きましたが、ここでも説明します。
まず最初にぎっくり腰は大腰筋を初めとする腰臀部の筋肉が痙攣している状態です。筋緊張の蓄積や、またはその状態で急激に力が加わった時に筋肉が無理に収縮して起こります。ですからぎっくり腰の場合において、レントゲンやMRIで検査しても筋肉の異常は映らないために、問題無しという結果になります。

冷やすのが良いという考えは、病巣部では炎症が起こっているだろうから、それを鎮める目的だと思います。だがもしそうだとすると炎症が起こっているのだから熱を帯びて赤く腫れ上がっているはずです。ちょうど、足首を捻挫した時や刃物で指を切ってしまったときをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
ぎっくり腰の患者さんを今まで診ていますが、そのような方はいないので、炎症は起こっていないと思います。
一方、温めると血管が拡張して、新しい血液が流れこみ溜まっていた二酸化炭素や乳酸等の老廃物が一掃され、代わりに酸素や栄養素が供給されます。よって温める方が理屈に適っています。
しかし残念ながら温めたからといって、劇的に楽になるほど程は筋肉はゆるみません。やはりその場合は鍼をおすすめします。症状が収まってからよりぎっくり腰になった直後に鍼をうった方が快復は早いですよ。
 

鍼をすると病巣部に溜まっていた発痛物質が、血液にのって巡り最終的に小便とともに体外に排出されます。排出されると鍼治療のあとの筋肉痛のようなだるさも取れます。基本的にはこのだるさがとれるまでは安静にしているのが理想ですので、鍼をしたあとは運動しない方がいいでしょう。したとしても当日は控えて下さい。症状が悪化する可能性がありますので運動後が良いです。